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【検証:】管理者彷徨録&ときたまなぐりがき

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【検証:近未来交通地図】管理者である551planningの、“取材”と称して日本全国をふらふらしている態を記録するとともに、ときたま書き散らしもやらかすことにしました。

【2007.01.14 Sunday】

DMVデモンストレーション走行in富士市

JR北海道が開発中のデュアルモードビークル(DMV)、そのデモンストレーション走行が、公共交通再編を積極的に考え、DMVの主旨に強く惹かれている静岡県富士市でついに実施…実は既に昨年11月、深夜のテスト走行をしているのだが、このときは富山でのシンポ参加のため泣く泣くパス。果てまでU-DMVを追っかけに行った身としては、今回の機会を外してなるものかと早朝の東海道線を西下した。
東京(JR-E・-C東海道本線)沼津(同左)吉原…富士市公設市場…ジヤトコ前(岳南鉄道線)岳南原田(同左)ジヤトコ前…富士市公設市場…旧東海道左富士…旧東海道平家越え橋…吉原中央駅…吉原本町駅(岳南鉄道線)吉原(JR-C東海道本線)沼津(同御殿場線)国府津(JR-E東海道本線)東京
ちょい寝坊で予定の東海道線列車には出発直前に飛び乗り。先ずは昨日試せなかったモバイルSuicaグリーン券購入を行うと…まず、沼津が選択できない。まぁこれはJR-E管轄外だからなのだろうが、とりあえず熱海にして再チャレンジも、こんどは最終確認後に「サイトが混み合っていて」とエラー。何度やっても弾かれるので、車内料金を取られてはたまらないと結局新橋の先で普通車に移動。横浜でボックス席にありつけたので良しとするも、「モバイルSuica」これでは困ります…。
沼津で乗り換え吉原着。とりあえず40分後追いで直後に迫ってきた「東海1号」をパチリとやるも、廃止やむなしかのガラガラ振り。さてここからは徒歩中心。まずはR1BPと新幹線の高架を潜って公設市場前交差点に陣取り。誘導棒を持った富士市職員が待機しており、不測の事態に備えている。公設市場内に一般人も入場可能かを確認すると「もう出発式が終わってまもなく出ますよ」とのこと。もちろん予定通り。
で、青色灯(と思われるが)をカバーで覆った防犯ミニパトを先頭に、走行風景を押さえようとのTV局と思しきミニバン、そしてDMV、更にその後ろも車が何台も列なって登場。ところでDMV901−サラマンダーには当方、実は初対面。これまでチョロQでしか拝んだことのなかった実物と富士の縁で出会おうとはまったく予想だにしなかった。

さて、初便を見送り、とりあえず公設市場内に。直前まで出発式をやっていたであろうテントが張られており、一角はパネル展示コーナー。JR-H御手製こそないものの、富士市作成のDMVパンフや、2年前から発刊されている「がくなん交通かわらばん」なる季刊紙を頂く。市場を抜け、線路→道路の切換場所となる市場踏切に向かうと、マスコミや市民らギャラリー多数。その時点で到着まで30分以上あることから、後々を考えて岳南鉄道のジヤトコ前に転進し、そこで1回目の線路走行のDMV車を押さえることとした。で、その成果物が下のもの。直前の通常列車車両との見比べで皆様何をお感じになられるだろうか…。

上の通常列車の戻り便で、今度は道路→線路のモードインターチェンジが設けられた岳南原田駅へ。ところで、各踏切には警備担当職員と、踏切管理を行う信号職員がそれぞれ配置、駅にも関係者が複数詰めての対応となっていた。ちなみに踏切操作は、DMV通過時のみ安全確保から手動で実施された由。職員だけで100人近い動員となっていることからも、市の本気度合いを実感する。

岳南原田駅到着時は、列車に乗り合わせた御同輩数人と子供のひなたぼっこを兼ねて…といった然の市民の方でのんびりムード。駐車場と柵で仕切られた線路内にモードインターチェンジのガイドレールが見える。と、2度目の「DMV行列」が早くも到着、当方が当初予想していた所定時刻よりもいささか早めだったのでちょっと慌てる。「所定」とは、富士市発表では道路移動を線路移動の倍以上の時間を確保していたところから弾いたものだったのだが、当然ながら、道路→線路のモードチェンジの時間を織り込んだもの。というよりも、実際は乗車客にいったん降りてもらって外からの見学を行い、改めてバックして再び乗車してもらって、車内からチェンジを「実感」してもらうという筋書きだったため…ま、それでもかなり余裕を取っていて、結果的に当初行程の1本前の電車移動が可能となったので、ありがたい「早着」であった。
ところで、急に増えたギャラリーの過半は行列を追いかけてきたマスコミ系と思しき集団、一方DMVにもTVクルーが数組乗車しており、地上係員が「(乗車客は)JR北海道の取材ですので、それ以外の方は線路内には入れません!」と大声で牽制。更には切換風景を線路間近でアップで撮ろうとしてた乗車組のクルーに向かって外から「いつまでそこに居んの?邪魔なんだよね」『切換が撮りたい。アンタ何の権利でそんなこと言ってんの?』「同業だからだよ!」とのやりとりもありいささか険悪な雰囲気に…。
で、これまた当方にとってまったくの初見となった道路→線路の切換だが、実にあっさりしたもの。線路→道路よりも慎重とはいえ、1分ちょいといったところ。最大の“発明”も蓋を開ければ瓢箪から駒だったのか。

そんなこんなで1本前の通常列車で再びジヤトコ前に先行、小走りで市場踏切へ。ギャラリーはますます増えていたものの、こちらはなごやかムード。すぐさま追ってきたDMVに「速ぁい」「小さぁい」との歓声も。
線路→道路切換は既に一昨年の西女満別駅で実見済み。ただ、先輩もなかなか軽やかな切換振り。ただ鉄車輪操作の際、ブルンとエンジンがうなりをあげる。これはDMV901が油圧作動用の別エンジンを搭載しているため。U-DMVでは駆動エンジンと統一したことから、より静かなのを実感した。踏切には最低限の仕掛け(レールの外部分の踏切動路肩をスロープにしてある)で広さなど変えることなく切換できるのはDMVの大きな魅力…ながら、マイクロバスゆえという点も覚えておく必要があるだろう。
公設市場に無事到着後、すぐ脇で鈴木富士市長と小池JR-H社長の共同記者会見が。囲み取材的なのをこれ幸いに、輪の外に加わって聞き耳をば…「ようやくスタートラインという感じ。苗穂で乗っただけなので、地元の線路を走ると乗り心地も異なる」と市長、「4月からの試験営業運転を前にデモ走行が出来たのは大きい。市街地での走行を目の当たりにし、DMVの新たな可能性を感じた」と社長(すいません、おぼろげなため要旨ということで)。両氏とも感慨深げであった。

ここで朝から何も食べていなかったため、市場付近のロードサイド店舗群から回転寿司店をチョイス。地物はしらすのみと寂しかったが、開店直後ということでネタが新鮮だったのと、思いがけずEdy利用可によしとする。
腹ごしらえを済ませ、デモ走行ルートをしばし歩きロケハン。後で吉原中央駅方面に向かいたかったので選んだ交差点横には「左富士」の説明書きが…まさか広重も描いた名所とは。この日は残念ながら中腹から雲が掛かっており、山頂は雲の切れ間にちらと見えた程度であったが、なるほど左富士を実感。
左富士碑に残る老松と道路走行のDMVを絡めようと思ったが失敗。ただし走行写真は満足いくものを収められた。で、気になったのが走行音。ガチャガチャと音を立てているのは後方から覗うに収納されたガイドローラーが音源の様子。U-DMVでは鉄車輪ガイド式に改められているためこんなことはなかろうと思うが…。
さて。旧東海道を進めばかの富士川の戦に縁るという「平家戻り橋」があったり、吉原本町のアーケード街の脇には、吉原に疎開し、その後製紙工場に勤めつつバンドを組んでダンスホールで演奏していたという、かのいかりや長介を偲んで一昨年名付けられたという「長さん小路」があったりと…岳南鉄道こそ数年前原から小1時間歩いた岳南江尾から吉原駅まで乗ってはいたものの、吉原の街は思わぬ発見ばかりであった。

中心街の西方にバス拠点の吉原中央駅、東方に岳南吉原本町駅。JR駅が富士・新富士の求心力があるためか、バス駅のほうが賑やかで岳南駅前はちとシャッター加減。そこでDMV構想でもココでモードチェンジとしている駅前踏切で走行風景を収めて取材の打ち上げ。沼津からは折角18きっぷ使用とあって久々の御殿場線経由に、313系の新車は引き当てられなかったものの、混み合う車内ながら下土狩でボックスを確保。足柄や谷峨でのハイキング客のパワーに押されつつ国府津へ。
最後は再びモバイルSuicaグリーン券購入を試すも、結局このときも「サイトが混み合い」エラー。はてさてたまたまの厄日だったのか、当方のアプリエラーないし機種なのか。結局手持ちのSuicaカードで購入し連日のG車を堪能したが、車内冊子で、函南・三島・沼津利用時は要磁気券であることと、たとえば熱海→千葉や宇都宮など、乗り換え利用時には先の列車で下車時にタッチしてから降りる必要があることの2点を知る。後者は各席に注記がなされていることからも乗車時に気づくかもしれないが、前者についてはJR-EWebですらコメントとしては紹介されていない。蛇足ながら宇都宮−大宮−高崎といったG車乗り継ぎはできないのだが、そうなると常磐線はどういう扱いになるのだろうか。対宇都宮・高崎線はアリとしても、湘南新宿ライン経由東海道・横須賀線や総武快速線方面はムリなのだろう(現状湘南新宿ライン−(横須賀線)総武快速線もダメ)。となってしまうと、超長距離移動の楽しみはないものと思われるが…東北循環線完成の暁には、沼津発いわき行の行路を楽しんでみたいとも思う。

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今日行われたデモ走行僕は一切見ていません。なぜなら、ずっと吉原駅で切符を売っていたからです。深夜の試験走行に見たからいいんですが。(あ、愚痴じゃないですよ愚痴じゃ) このデモ走行を一目見ようとかなり遠くから来ている方もいました。一番遠くでは広島から来
  • 岳南ぶろぐ
  • 2007/01/25 11:31 PM
DMVのデモンストレーション走行が1月21日(日)に静岡県富士市にて行われます。
  • 住宅屋の気持ち
  • 2007/01/19 9:46 PM
来年4月から釧網線浜小清水・藻琴間での試験運行が決まっているDMV。 その続報的な記事が16日のNIKKEI.NETに掲載されていた。 また、JR北海道からもニュースリリース(pdf)が発表された。 ・・・というより、ニュースリリースを元に記事が作成されたと思うので、JR北海道
  • Simplex’s Memo
  • 2007/01/17 7:58 PM
1月14日(日)の今日は、早朝は富士山は雲の中でしたが、職場の人から「DMVのデモンストレーション走行が8:30から始まっているよ・・・。」の電話が入り、出かける前に窓の外を見ると頭を雲の上に出した富士山が姿を現して歓迎してくれました。 DMVはJR北
  • 東奔西歩の 『出路迦芽』 写真館
  • 2007/01/15 8:35 PM
明日からのDMVデモ走行を前に 先日の質問に対して、今日行政の担当課から DMVのお値段について返事をいただいた。 まとめてみると 車体の値段     JR北海道からは、1500〜2000万円と提示されているが     3台しか製造していない段階であり、量産後
  • アビシュカール
  • 2007/01/15 12:27 PM

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